意外と知られていない!広島市で受けられる重度訪問介護サービスとは

意外と知られていない!広島市で受けられる重度訪問介護サービスとは

全国的に見て健康寿命が短いというデータがある広島。
車社会による運動量の低下と、検診の受信率低さなどが要因と考えられています。
広島市の令和3年調査では、最も支援が必要な要介護5は4656人。
これは、「日常生活の大半に支援が必要な全介助の状態」をさします。
とはいえ介護側の高齢化と核家族化によって、昔より家庭での介護の難易度が上がっているのが実情。
介護を受ける側は「自宅で生涯を過ごしたい」と思う一方、介護者のうつ病や孤立は避けたいものです。
これらを解決させる方法として、介護保険だけでは補えない分を重度訪問介護サービスでまかなう人も多くいます。

介護うつの回避に有効!重度訪問介護サービスとは

重い障がいがある方が自宅で暮らすための公的支援が重度訪問介護サービスです。
これによって必要であれば24時間、365日体制の長時間フォローも可能になります。
対象は、原則として18歳以上の障害支援区分4以上かつ肢体不自由や行動障がいのある人。
障害支援区分4以上が具体的にどのような状態か、明記されているものはありませんが、ざっくり言えば「生活全般について常に介護が必要な重い障害がある方」といえるでしょう。

重度訪問介護が受けられるかどうかは、障害区分で決まる!

障害区分は、非該当と1から6があり、全部で7段階です。
最も重い障害の方が6で、数字が小さいほど支援の必要性が軽い状態を表します。
これは意思疎通や行動障害、日常生活に関する項目など、約80項目の調査により振り分けられるものです。
気をつけたいのが、障害者手帳の等級判断とは異なること。
多くの項目の調査によって障害支援区分の判定がなされ、重度訪問介護サービスが受けられるかが決まるのです。

広島市でサービスを申し込む方法

重度訪問介護サービスは、介護給付の区分に位置付けられています。
そのため、まずは広島市役所健康福祉局の、障害福祉部窓口に相談を。
職員とともに「サービスの利用申請」、「障害区分の判定」、「サービス利用計画の作成」、「受給者証の受け取り」の4つのステップを踏んでから、最後に広島市の訪問介護事業者と契約をかわします。
利用年齢の制限はありませんが、1年ごとの更新が必要なので注意しましょう。

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