本宮市は福島県の中央部、中通り地方にある市です。3万人の人口ですが、東北本線や東北自動車道が通っており、交通の便が良いエリアとしても知られています。そのため、各種産業が発展し、工業に従事する方も古くからいました。そんな人々が引退し、介護が必要になったときに助けとなるのがグループホームです。今回は、本宮市のグループホーム事情について解説しましょう。

本宮市にあるグループホームとは

本宮市には、市内に6件のグループホームがあります。これらのグループホームは認知症対応型共同生活介護とも呼ばれる施設で、主に本宮市で生活している認知症の高齢者が利用する施設です。少人数でグループを組んで支援や介護を受けつつも家庭に近い環境で生活しているのが特徴です。6件というとなんとなく少ないように思われますが、本宮市の人口3万人に対する規模としては、ほとんど適正といえる数です。実際、本宮市にはグループホーム以外にも様々な介護施設があるので、認知症を持つ高齢者はそれらの支援を受けて生活していることも少なくありません。

グループホームの入居条件は？

グループホームは誰でも入居できるわけではありません。年齢と介護度、認知症の有無、そして同じ市町村に住民票があるということです。年齢は介護保険が主に対象となる65歳以上の方です。高齢者であれば、この条件はクリアできるでしょう。次に介護度は要支援2以上の介護度です。つまり、要支援2と要介護度1～5の方が対象になります。後述する認知症があれば、多くの場合で条件に当てはまるでしょう。3つ目の条件が認知症の診断を受けていることです。認知症の診断を受けていれば、ほとんどの場合ここまで紹介した条件をクリアしているはずです。最後がグループホームと同じ市町村に住んでいることです。

グループホームの生活は？

グループホームの生活は基本的に自立した生活をしていることが特徴です。あくまでスタッフは支援に徹することが多く、自分なりの生活を送る必要が出てきます。ただ、万が一の状況にならないために、介護などを行う生活支援員やケアマネージャーのような業務を行うサービス管理責任者、相談業務を担当したり日常生活の支援をする世話人、さらにそれらのスタッフを統括するグループホームの責任者になります。