大磯町は神奈川県の海沿いに位置し、その立地や穏やかな気候から保養地や観光地として人気です。その反面で年少人口・生産年齢人口が減少し、高齢化率が35%を超えているという現状も。少子化対策とあわせて、高齢者への支援も大きな課題となっています。

大磯町で訪問看護を始めるメリットとは？

大磯町では高齢化が進む中、特に75歳以上の後期高齢者が著しく増加。それに伴い、介護認定者数も年々増えていくことが予測されます。
町内に住む高齢者のほとんどは、何かしらの病気を抱えて定期的に通院しています。できるだけ自宅で安心した生活を送るためには、要介護になった場合の医療体制を整えることが大切です。その中で大きな役割を果たすのが、訪問看護サービスです。
2023年現在、町にある訪問看護事業所は2件。今後のことを考えると、訪問看護サービスを拡大するメリットは大きいのではないでしょうか。

大磯町で訪問看護事業所を開設するには？

大磯町で訪問看護事業所を開設するには、神奈川県知事の指定を受ける必要があります。申請にあたってはまず法人を設立し、運営目的や理念を明確にすることが大切です。
その後、職員や資金確保、施設整備といった詳細な事業計画を立てていきますが、県と相談しながら進めていくことも可能です。最終的に申請書類を提出し、事業者としての指定が認められれば事業を始めることができます。承認までには2か月前後かかるため、開設に向けた準備を並行して行いましょう。
また申請前には、訪問看護事業所の運営方針やサービス内容等を町の担当者に説明する機会を持ちましょう。そうすることで、開設後のスムーズな連携や信頼関係にもつながります。

訪問看護は高齢者のみならず地域の人の健康を生活を支えることができる

今回は介護保険サービスの視点からお話しましたが、訪問看護は乳幼児や障がいを持つ人にとっても必要不可欠です。医療を通して地域全体の健康を守ることができるのは、訪問看護の大きな魅力ではないでしょうか。
より個人の生きがいや暮らしが尊重される時代になったからこそ、訪問看護をはじめとした地域医療が今後も発展すると良いですね。