実は一大生産地!三河地方が頑張る愛知の養殖うなぎは生産量がすごい!

実は一大生産地!三河地方が頑張る愛知の養殖うなぎは生産量がすごい!

モノづくりの街として知られる愛知県。実は、うなぎの養殖でも全国屈指の生産量を誇ることは意外に知らない人が少なくありません。とくに三河地方は一大産地として知られ、品質の高さと安定供給で注目されています。今回は、知られざる養殖うなぎ王国・愛知の実力に迫ります。

三河地方がけん引する!愛知の養殖うなぎ産業

愛知県は全国屈指の養殖うなぎの生産地です。2022年には全国の養殖うなぎ収穫量の約2割強にあたる4,205トンを生産し、全国2位となっています。なかでも県西部の三河地方は一色産うなぎなどのブランドで知られ、県内収穫量の8割以上を占めています。加えて、県東部の豊橋市も見逃せません。豊橋では1896年からうなぎの養殖が始まり、現在は県全体の約1割を占めるまでになりました。豊橋うなぎは2012年に地域団体商標としても登録され、地元の誇りとして高品質なうなぎを提供しています。このように愛知県東部を中心に養殖うなぎへ力を入れているのです。

養殖うなぎは九州勢も強い

養殖うなぎの生産は、九州地方の県も非常に盛んです。特に鹿児島県は、長年にわたって全国トップの生産量を誇り、2022年には全体の約4割を占めました。宮崎県や大分県も養殖うなぎに力を入れており、西日本が日本のうなぎ供給を支えています。一方、東日本でも養殖うなぎは盛んに行われていますが、それでも西日本には追いついていないのが現状です。

養殖うなぎの向いている地域

養殖うなぎに適した地域にはいくつかの共通点があります。まず、温暖な気候がうなぎの成育に重要です。冬場でも水温が下がりすぎないことが、うなぎの健康を保つポイントとなります。また、地下水や河川水など安定した水源が確保できることも不可欠です。さらに、輸送の利便性も重視されており、都市圏へのアクセスが良い地域が有利とされていまるのです。ただ、輸送技術の発展に伴い、九州のような地方であっても積極的な養殖うなぎの生産が可能になっています。

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